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鼻の症状(アレルギー性鼻炎・花粉症・副鼻腔炎・鼻出血など)

鼻は呼吸や嗅覚、声の共鳴に関わる大切な器官です。鼻に起こる症状には、副鼻腔炎、鼻炎、嗅覚障害などがあります。

鼻の病気

アレルギー性鼻炎

ある種のアレルギー物質(抗原)が原因でくしゃみ・鼻水・鼻つまりが出る場合と、原因が特定できず気温や体調の変化に伴って症状が起きる場合があります。また季節性のいわゆる花粉症とダニや埃を原因とする通年性のものがあります。

アレルギー反応を抑える内服薬や点鼻薬を使用します。

当院ではスギ花粉やダニアレルギーに対して、アレルギー反応を根本的に起こらなくする舌下免疫療法や、花粉症の症状が重症の方にはゾレア®皮下注も行っております。

アレルギー検査

当院では下の2つの検査を行っています。

①採血検査
血液を採取します。結果が出るまで1週間程度です。

②イムノキャップラピッド
指先に針を刺して血液をとり、20分で結果がでます。
当日中に検査結果が知りたい方や、採血を嫌がるお子さまには負担が少なく済みます。2歳以上から検査可能です。ダニ、ゴキブリ、ネコ、イヌ、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギの8項目が検査項目に含まれています。

副鼻腔炎

鼻水、鼻汁、鼻づまり、顔が痛む、嗅覚の低下、嫌なにおいがするといった症状が出ます。副鼻腔という顔の中にある空洞に膿が貯まる病気です。

急性であればしっかり鼻水や鼻汁を吸引して空気の通りをよくしたり、薬を使ったりを組み合わせて治療を進めます。長引く場合には中期長期の投薬を行ないます。

中には鼻の中に鼻茸あるいは鼻ポリープと呼ばれる腫瘤ができたりします。鼻のお掃除をしたり投薬を続けてもよくならない方では手術治療が必要となります。

鼻出血

鼻の入り口にキーゼルバッハという場所に血管がたくさん集まっていて、そこが傷ついて血が出ることが多いです。

自宅で鼻血が出た場合には、座った状態で顎を引いて下を向き、両方の小鼻を押さえましょう。20~30分、小鼻を押さえても止まらない場合は耳鼻科を受診しましょう。出血場所を麻酔してから電気メスのような道具で焼いて血を止めたり、鼻にガーゼを詰めて圧迫によって血を止めたりします。

好酸球性副鼻腔炎

好酸球性副鼻腔炎は、鼻内内視鏡手術を行っても副鼻腔ポリープの再発を繰り返し認める難治性の副鼻腔炎です。従来の慢性副鼻腔炎とは発生原因が異なるため、抗生剤の内服は効果がなく、一時的にはステロイドの内服が著効することあります。しかし、ステロイドは副作用の問題から長期的に内服することが難しく、重症の好酸球性副鼻腔炎では手術が第一選択と考えられています。難治性・再発性ですので、術後は長期間の治療と管理が必要です。
具体的には以下のような特徴をもっています。

好酸球性副鼻腔炎の特徴
  • 成人発症
  • 両側性
  • CT で上顎洞よりも篩骨洞の陰影が優位
  • 発症早期から嗅覚障害がある
  • 鼻茸(ポリープ)を認める
  • 血中好酸球6%以上もしくは副鼻腔組織中に好酸球100個以上認める
  • 気管支喘息を合併していることが多い
  • 粘稠性の鼻水を伴う

好酸球性副鼻腔炎は2015年7月より厚生労働省より指定難病の1つに認定されました。診断基準に該当し、手術を受けても再発されている方は申請することをお勧めします。認定されれば医療費助成を受けることができます。
当クリニックは好酸球性副鼻腔炎の難病指定医療機関です。手術は行っていないため診断・申請はいたしませんがフォローは可能です。好酸球性副鼻腔炎の難病申請を受けた方で当クリニックで診察をご希望の方はご相談ください。

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