睡眠時無呼吸症候群の治療
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS(サス):Sleep Apnea Syndorme)は寝ている間に何回も呼吸が止まる、または浅く・弱く なる疾患です。睡眠中、平均して1時間に5回以上止まると診断されます。
当院では、患者さまの病状と⾝体所⾒、治療⽅法のご希望を踏まえ、患者さまと相談の上、治療方針を決定して参ります。 いびき、無呼吸でお困りの⽅は、ぜひ1度ご相談下さい。
⾃宅で⾏うことができる簡易アプノモニターをお貸出しし検査を行います。簡易検査にて⼊院による精密検査が必要と判断した場合は、睡眠専⾨外来に紹介させていただき、専⾨的な対応を検討していただきます。
どんな症状が出るの?
急性期
- 起床時の頭痛
- 頭重・倦怠感
- 集中⼒・記憶⼒の低下
- ⽇中の眠気
- 運転中の眠気のよる交通事故
- ⽣産性の低下
- 作業ミスによる労働災害
慢性期
- 高血圧症
- 脳卒中
- 狭心症
- 心筋梗塞
治療方法
睡眠時無呼吸症候群の治療方法は大きく分類して下記3種類あります。
発症した原因や症状の重症度、合併症の有無などを考慮して話し合いながら決定していきます。
マウスピース
軽症の方の治療法です。睡眠時に顎と舌を前進させるように工夫されたマウスピースを装着することで気道を確保し、いびきや無呼吸を軽減します。
マウスピースの作成は歯科医師を紹介します。
CPAP療法
中等症・重症の方の治療法です。
睡眠時に鼻マスクより空気を送り、閉鎖した気道を広げて呼吸を維持する治療法です。
CPAP療法は健康保険の適用を受けている為、月に1回の外来受診が必要となります。毎⽉約5000 円(3 割負担の場合)の費⽤負担で治療が可能です。
機械をお貸出しした上で、定期的に適切なCPAP 圧の決定、使⽤状況、治療効果等の管理を⾏います。
外科的治療
扁桃腺や軟口蓋の肥大が無呼吸の主因となる場合に、肥大部位を切除して気道を確保する手術です。
手術療法が適していると判断した場合は、患者様のご希望を伺い相談の上、手術を行える病院を紹介します。